明るさと心は連動していると言われています。
明るいところでは、心も明るくなり
暗いところでは、心も暗くなりがちです。
もし、あなたの心の中に弱さや不足感、執着、欲などが常に渦巻いていたり、いまいち心の調子が上がらない時は
一度身の回りの明るさを見直してみると、何か変わるかもしれません。
明るさと心の関係性
人は環境の影響をもろに受けてしまう
思うに、人は思っている以上に環境の影響を受けやすい生き物です。
映画やドラマなどで、登場人物が落ち込むシーンを想像してみてください。
大概、暗い場所じゃないですか?(笑)
雨が降っている中、部屋の電気も消して、隅っこでうずくまってるみたいな…
そんな環境じゃ、浮上できるもんも出来ません。
逆に快晴の空の下、緑がたくさんで空気の美味しい公園の真ん中では、なかなか落ち込む雰囲気にはなれませんよね。
これを利用して、心が闇に沈みそうになったら
あえて照明を明るくしたり、体を思いっきり動かしてみたりするなどして
わざと落ちない環境に自分を持っていくのもいいかもしれません。
心が相当強い人は、環境に左右されなくなるくらいにまでなれるかもしれません。
しかし、そんなに心の強い人、100人中1人いるかどうかくらいじゃないでしょうか。
「私は大丈夫でしょ」という気持ちは慢心に繋がり、そこから心の闇、弱さが湧き出す原因にもなります。
「自分はまだまだ」と常に心を律し、自分を取り巻く環境には十分に気をつけた方がいいと思います。
これは明るさだけの話ではなく、人間関係や就いている職業、住んでいる土地などもそうです。
私自身も心のカウンセラーをやっているからこそ、自分の心に弱さが出ないか常に気を付けています。
日本海側・北海道にお住まいの方
お天気に曇りや雨が多い日本海側や、緯度の高い場所にある北海道。
これらの地域は、太平洋側よりも日照時間がかなり少なくなります。
実際にこれらの地域では「冬季うつ」と言って、日照時間が少ないことによるうつが存在するそうです(れっきとした病気の一種です)。
生まれた時からその環境が当たり前の日本海側・北海道の方々は、冬季うつの存在自体を認識していない方が多いみたいなのですが
冬場のうつ気分を感じることはよくあるそうです。
そしてなんとその冬季うつには、「光療法」といって
光を浴びることで冬季うつを治すという治療方法、これ一択なんだそうです。
光療法について少し調べましたが、人工的な光でも大丈夫なようでした。
ということは、普段から照明を明るくしたり、お部屋の雰囲気を明るくしておけば
心が沈む前に手を打てるのではないかな?と思います。
「自分はそういう地域に住んでいるんだ」ということを忘れず、心がしんどくなる前に対策してみて下さいね。
もともと暗い照明が好きな人
「暗い場所の方が落ち着くから好きなんです」という方もいらっしゃいます。
そういう方は、その環境が好きという原因が心の中にあるはずです。
暗いところが好きな人というのは例えば、落ち着きたいと思っていたり、リラックスしたいと思っているのかもしれません。
しかし、そう思っているということは、日々疲れている・普段から緊張しているということの表れです。
「電気をつける作業が面倒くさいから」という理由であれば、ただそれだけの作業すらも面倒さを感じてしまうほど
怠惰の闇が大きいということなのかもしれません。
そういう方はまず、自分の心の状態をきちんと把握し、改善できるところから改善していくといいと思います。
電気代が若干かかったとしても、その若干のお金で自分の心を良い状態に保てるのなら、安い買い物です。
お部屋を明るくして、気持ちが沈まないよう工夫してみて下さいね。
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明るさを見直すことで、落ち込むことや、心の弱さが出てくることが
少しでも少なくなればいいなと思います。^^
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