昨日は朝から家を飛び出し、冒険に出かけた訳なのですが。
当初、とりあえず貴志駅へ行ってみようかなと家を出たのでした(和歌山県の、猫のたま駅長がいるところです)。
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しかし、天王寺駅に着いたあたりで
(なんか……もしかして、行き先違う??)と、違和感が湧いてきました。
そしてふと、
【加太】
と漢字二文字が浮かび上がってきました。
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そうすると、ますます貴志駅じゃない感が強くなってきて…
(たま駅長ごめん、また今度!)と思い、急遽行き先を変更しました。
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加太駅は、南海線で和歌山市駅まで揺られ、加太線に乗り換えて終点の駅です。
新今宮駅で南海線に乗り換えた時点で、私の携帯は25%を切ってしまっていたため
電車に揺られている道中は携帯をいじることができませんでした。
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和歌山市駅に到着するまで約1時間、いろいろ景色を見たり、過去の回想をしたりしていました。
ふと、私の幼い頃のことを思い出しました。
あの頃は毎日が冒険だったような気がする。
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小学校の校舎の2階と同じ高さのある木のてっぺんまで登り、
頂上(スパッと切ってあったため平らだった)直径30センチほどのところに立って、景色を眺めていたあの頃。
あの時は、頂上に向けて一歩一歩手足を進めるのがとても楽しかった記憶がある。
頂上に登ってももちろん、宝物も何もない。
けど、登ったら綺麗な景色が見えて、カイヅカイブキの緑の香りがふわっと漂って…
あそこに登らなければ味わえない雰囲気だったなぁと。
もちろんその時は、木から落ちるリスクなんて全く恐れていなくて、何故なら絶対落ちないように上り下りするから。って感じでした。
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はたまた、山の遊歩道を一人でズンズン進んでいた時もそうで、
山の反対側に出てしまったけど、帰る道は不思議とわかっていて。
どこへ行き着くのか?どんな虫や生き物に出会えるのか?そこにワクワクしていました。
熊と会うリスクはあったけど、出会った時の対処法は心得ていて、出会ったらその時はその時で何とかしようと。
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その辺に生えている木苺を食べまくっていた時も、菌のリスクなど考えなかったし
川辺でイモリと遊ぶ時も、流されるリスクを考えてライフジャケットを着用するなどはしたことがなかったなぁ。
…お察しの通り、結構野生児だったんですw
(※私はたまたま大丈夫でしたが、水辺へ行く時は水難事故防止のため、必ずライフジャケットを着用しましょう。)
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あの時の感覚……
様子を思い出すことはできるんだけども、心にふわっとその感覚が湧き上がってこない。
大人になるまでの過程で、自分は次第にそういう心を忘れてしまっていたんだなと思いました。
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でも、昔一度感じていた感覚なら、時が来れば思い出せるような気もして…
焦らず行こう、と思ったのでした。
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和歌山市駅にて乗り換え。
運が良ければ、「めでたいでんしゃ」という鯛がモチーフの電車に乗れるみたいです。可愛い。
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和歌山市駅から加太駅までは30分ほどだったように思います。
駅に降り立ち、まずは駅の近くにある観光案内所で薄ピンク色の地図をもらいました。
この時点で携帯の電池は20%を切り…Googleマップなんて使おうものならすぐに電池が死にますから、この地図は本当に助かりました。
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加太に来てから気がついたのですが、
私、加太といえばしらす丼をPRしているイメージしかなかったのですが
あの友ヶ島への連絡船が出ている場所だったんですね。。。
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友ヶ島は旧日本軍の砲台がたくさんあった場所で、第二次世界大戦まで使用されていたそうです。
友ヶ島の存在は知っていましたが、まさか加太からその船が出ているとは思いませんでした。
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ひとまず、加太を歩いてみることにします。
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