人生32年間生きてきて、幼児期にすら思いついたことがなかった「どんぐりを食べる」。
今まで「ありえない」と思っていたことにあえてチャレンジしてみることで、何か感じるところがあるのかも?と直感的に思い
ウィナさんとどんぐりクッキングに挑戦してみることに!🌰
(↓前回のお話はこちら)
釣り終了後うちに寄って、まずはどんぐりをひたすら割る作業。
どんぐりの殻は非常に硬く、素手で割るのは厳しいため
ペンチやハンマーを使って1つ1つ割っていきました!
これはおそらく「コナラ」という、ポピュラーなどんぐりの種類。
(どんぐりの同定は初めてなので間違っているかもしれません)
殻を剥くと、こうなります。
まるで……ピーナッツみたい😳
何も言わなければ、おつまみとしてパクッと食べてしまいそうです^^;
しかしこれは、どんぐりの中でもアクの強いコナラ。
緑茶や紅茶とは比べ物にならないほどタンニンが凝縮されています。。。
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どんぐりを食べられるようにするためにはどうすればいいか?ですが、
生食が可能などんぐり(マテバシイ、スダジイなど)を最初から狙ってとってくる。
もしくは生食不可のどんぐりしかない場合、何度も沸騰したお湯で茹でてアク抜きをする必要があります。
というわけで、主にウィナさんが何度もアク抜きをして下さいました!
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アク抜き中のどんぐりはすごいです。
茹でるとすぐにお湯が茶色に染まって泥水のような色になるのですが、これは泥の色ではなく、タンニンがお湯に溶け出した色なのです。
逆を言えば、茹で汁の茶色がだんだん薄くなってくれば、どんぐりに含まれるタンニン量はどんどん減ってきているということです。
茹でている最中は、なんとなく栗を茹でている時に近い香りがして、やっぱり栗の仲間なんだなぁ〜と再認識します🌰✨
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どんぐりのレシピは、検索してみると意外とたくさんあります。
その中で私とウィナさんが目をつけたのが、「どんぐりの甘露煮」。

甘露煮だったら割と素材の味が楽しめそうだし、美味しそうですよね!
ということで、私もそれに同意し、甘露煮を作る方向で行くことにしました✨
甘露煮なので、どんぐりはすりつぶしたりせず、殻を剥いたままの姿でアク抜きを4回ほど行いました。
4回もやったらさすがに大丈夫か?と思い、一口食べてみることに。
ちょっと怖いので、最初は5mm片のものから食べてみることにしました。

いただきます。。。
……あれ?全然渋味がなくなってる!?ウィナさん、これいけますよ!✨

どれどれ(パクっ)
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……………😨⁉️
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うわっちょっとこれ無理!!ウェ〜〜〜!!!🤑
ウィナさんは普通に1粒程の大きさのものを食べられていたのですが、この反応。
おかしいな…さっきは全然まずくなかったのにな?と思いながら、私も大きめの粒を試食してみると……

もぐもぐ……もぐもぐ……(いや〜ウィナさん大袈裟だな〜😊そんな食べられないなんてことは…)
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………………🤑ヴォエエエエエエエ(自主規制)
全然ダメでした。(死)
2人とも洗面所にうがいをしに行かないといけない程でした。
4回茹でてもこれって………こりゃ生食、絶対無理だわ‼️汗
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なぜ1つ目に食べた5mmのどんぐりは大丈夫で、次に食べた大きめのどんぐりはダメだったのか?ですが、
こういうことです。
ニンジンなど火の通りにくい食材って、大きく切って茹でると中の方に火が通ってなくて…っていうこと、ありますよね。
それのどんぐりバージョンで、外側のタンニンは綺麗に抜けていたのですが、中の方のものが全然抜けていなかったのでした!
私が一口目に食べたものは、おそらく外側の5mmが剥がれたものだったんだと思います。
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そうこうしているうちに夜も更けてきまして、どんぐり料理は完成しないまま解散することに😂
恐るべしコナラ、恐るべしタンニン!!汗
2人で
「マテバシイとかスダジイってすごいんですね…どんぐり界のアイドルですね…😳」
「いつかマテバシイ拾ってみたいですね…😳」
というマニアックな会話をして、バイバイしました。
今回茹でたどんぐりはウィナさんが持って帰られ、もう少しアク抜きなどに挑戦されるそうで
甘露煮が無理でも、細かくすりつぶして茹でることでどんぐりクッキーなどに出来ないか?挑戦してみられるそうです❣️✨
こちらはウィナさんブログでゆくゆく上がってくると思うので、皆さん是非覗いてみてください♪
↓ウィナさんのHPです★
甘露煮にするなら、やっぱりマテバシイなんだろうな🤔
私もどんぐり食べてみたいので、公園や山など、もう少しどんぐり(というか、マテバシイw)探しをしてみようかなと思います♪
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ちなみにですが、「食べられるけども市場に流通していない食材」というのは実はたくさんありまして。
どんぐりもそうですし、春に生えてくるツクシやフキノトウなんかもそう。
釣りをしていても思うことですが、ベラやスズメダイなんかは食べたら美味しいのに、スーパーに並ぶことはほぼありません。
これはなぜかというと、農業や漁業をされている方は自営業なので、やはり食べていくために売り上げを上げないといけませんし
生産性・効率性を重視しなければならないということがあるんですよね。
そしてやはり一番は、消費者に買ってもらわなければ話にならないわけで。
スーパーに並んでいるのは、実は数ある食材の中でもダントツに美味しい食材、かつ調理しやすいものだけが厳選されているんです。
と、いうことは。どんぐり界の女王は言わずもがな、栗🌰です。
スーパーに並んでいるということは、どんぐりたちの中でも別格、選び抜かれた存在ということなのですよ…!
栗ってすごいんだな。私の栗を見る目が32歳にして、完全に変わりました。
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釣りや家庭菜園をしたり野草とりをしていると、スーパーに並んでいる食材がいかに安く、衛生的で、質がいいものばかりなのか…身をもって知ることができます。
そして、いつでも食材が並んでいて、手軽に買えることのできるありがたさ。
これは決して当たり前のことではありません。
そんな風にいつでも食材が買えるというのは、先進国だからこそというのもありますし
農業や漁業をされている方の腕がすごいからというのもあります。
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自分の命が、いかに家族に、いろんな人々に、自然に、地球に、支えられてきたのか。
そこに思いを馳せるとじわじわと愛を感じますし、自分の命の重さ、生きている証をもっと身近に感じられるのではないかなと思います😊。
どんぐりを通して何やら壮大なことを語ってしまいましたが、命あって健康であることに感謝して
人生をさらに楽しんで歩んでいきたいなと思います😌🌿
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