タイトルで挙げたような、エンタテイメントが大好き!趣味!!という方は多いと思います。
子供の頃に大半の方が通る道だと思いますし、私は全てが悪だ!と言うつもりは全くありません。
これらエンタテイメントを通して、自分が経験するはずのない人生を垣間見ることができたり
知らないことを知れたり、楽しみが日々に潤いを与えてくれたり…
しかし、「あってもなくてもいいや」という気持ちでたまにそれらに携わるというのと
没頭して毎日のようにのめり込んでいるのとでは、話は別です。
エンタテイメントに没頭する人の心理とは?
これは、Eスポーツのプロを目指しているとか、漫画家・小説家・映画関係のスタッフを目指している等の
仕事でエンタテイメント分野にがっつり関わっている、その関係で見なくてはならないんだ、という場合は除きます。
あくまでも、趣味でエンタメにのめり込んでしまう人の心理と思って読んでください^^
…と思ったけど、それらの職業を目指す人たちも最初は、こういう感情から入ったという人も全然多くいるのかもしれませんね。
別の世界に没頭する=逃避したい現実がある
これは、私自身にも過去に経験があったことなのですが
現実世界が辛いな、しんどいなと思った時、現実から目を背けたくなります。
そういう時に、ゲーム、漫画、本、映画などは、手っ取り早く気軽に別世界へ逃避できるツールです。
私は特にゲーム(RPG)にハマったタイプで、
特に毎日毎日廃人になるんじゃないかってくらい(もちろん昼夜逆転)、目の下にクマを作ってまでもゲームをしていた時というのは
- 中学・高校時代、多くのジレンマや悩みを抱えていた時
- 失恋して悲しみに浸りすぎて浮上してこれない時
- 大学時代、就活で受けていた企業(何十社か)に全落ちして心が病んで荒みまくっていた時
- 大人になって、仕事を頑張っても全然成果が出ず、上手くいかなくてもどかしかった時
など、何かしらの現実面の悩みがあった時でした。
今思えば、多少しんどくても現実面と向き合って早めの解決が出来ていれば、あの時の貴重な時間をゲームに費やして無駄にすることもなかったなぁと思います。
現実と向き合うのが怖い
過去の私が、なぜ現実から目を逸らし続けたのかというと
- 自分が特別でも何でもない、普通の人間なんだと認めたくなかった
- 自分には価値がないんじゃないかと不安で仕方がなかった
- 自分の至らない点を受け止めたくなかったし、受け止める勇気もなかった
主にこういう心理からでした。
今はこれとは真逆で、
- 私は特別でも何でもない普通の人間。
- 価値は基本、自分で作り出すもの。
- 至らない点はたくさんあるし、認識して改善していきたいから逆に知りたい。
と思うようになりました。
そして、現実を直視できなかった当時と比べて、ものすごく心も楽になったんですよね。
現実を見ないフリをずっと続けている方が、心は鬱々としてしんどいままでした。
リアルの原体験に勝るものはない
昔の私は、
「ゲームは意味の無いことじゃない。そこで得られる感動もあるし、学ぶこともある。だから意味はある!」
と思っていました。
けれど今になって思うことは、原体験に勝るものはないな、ということです。
誰かが作ったものを、画面や紙を通して見ることで得たことと
自分の心でダイレクトに感じたこと、気付いたこととでは
雲泥の差があります。
画面や紙を通して得た感情というのは、どちらかというと目で見て頭で理解したことが多いように思います。
心で理解する(腑に落ちる)のは、やはり当事者となり、リアルに体感しないことには難しいと思います。
例えば、「人生ってなんて素晴らしいんだ」ということをうたった映画があるとします。
確かにその映画を観て、「人生って素晴らしいもんだな…(感涙)」と思うかもしれませんが
自分の心で気付いた「人生ってなんて素晴らしいの?!?!!?!?(驚)」とは雲泥の差、なんですよね。
私が先ほど書いた「今となってはゲームに没頭した時間は無駄だったな、と思う」というのは
その時間を使って、自分の五感と心でリアルに感じる・気付く・学ぶ時間に充てられたら良かったな、と心の底から思うからです。
だからといって今もうだうだ後悔しているかというと、全くそんなことはなく、過去は過去。
今は今できることを精一杯やる、という気持ちで、集中して日々いろんなことに取り組んでおります。
ダメージの少なそうな部分から現実と向き合ってみるのはオススメ
というわけで、現在心理カウンセラーとして活動している(しかも過去エンタメに没頭してた)私としては
「これだったら向き合えるかな…」という小さめの悩みや問題ごとからでいいので、現実に1つずつ向き合って解決していくのがオススメです。
一人で向き合う自信がなかったり、どんどん病んじゃいそう…という方は
信頼できる人に聞いてもらうのも全然アリだと思います。
(その際は、あなたの成功を心から願ってくれる、決して否定したり足を引っ張ったりしない人を選んでくださいね)
現実面の悩みが1つ解決するごとに、心が少しずつ軽くなるのを実感できるのではないかなと思います。☺️
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