以前から私は、大のゴキブリ(以下省略のためGとします)嫌いでした。
「ゴキブリ」この単語を見るのも嫌でしたし、リアルなイラストはもちろん、デフォルメされたイラストでさえ見るのが無理。
写真なんてもってのほか!!でした。
.
それでも、うっかり出くわす時ってありますよね。
部屋に偶然出たり、マンションの廊下や、屋外で見かけたり。。。
その場合、夢にまで見る始末。とにかく筋金入りのG嫌いでした。
.
それを、どうやってあっさり克服できたのか?
これはGに対してだけではなく、他の嫌いなものに対しても応用が効くのではないかと思います。
こころのG嫌いが治るまで
真の「嫌いな原因」を把握する
こんな私が、どうやってG嫌いを克服したのかと言いますと。
まず「なぜ嫌いなのか」その部分をきちんと把握したことがきっかけでした。
.
実は私は、バッタや蝶々、カブトムシ、フナムシ、カナブン、ムカデなどはある程度平気(飛ばない奴ほど平気率高め)。
それなのに、なぜGだけにこんな嫌悪感を示すのか?
自分ではそれが当たり前、G=忌むべき存在だろうと思っていましたが、指摘されてみると確かに不思議でした。
ただ「気持ち悪いから」「不潔だから」「素早いし」「大きいし怖い」とかそういう誰がみてもわかる要素ではなく、心のもっと奥。。。
Gだけを異様に恐れるというのは、前述のものとは何かしらの別の理由があるはずです。
心の弱さが原因として関わっていることがある
私の場合、「コントロールできない」「予測できない」というものへの恐れが心の根底にありました。
.
Gの場合は、飛びますし、動きもすばしっこくて何処へ行くかわからないですし
エアコンつけたらブーンと飛んできたなんて話も聞きますしw
本体が薄いせいで、気づかないうちに部屋の中に侵入してきたりしますし…
.
そういう予測できない、自分の支配下に置けないところに対して、恐れを感じていたんです。
.
これがわかった時は、眼から鱗でした。
でも、少しわかるなぁ、私らしいなぁと思う部分もあり。
.
もともと私は心の弱さとして、コントロール欲求がかなり強い方でした。
今でこそ向き合うことで傾向と対策を知り、以前に比べれば治まってきてはいますが
だからと言って、自分の中のコントロール欲求が消滅するわけではありません。
ただ眠るだけなんです。
.
何かの原因には、心の弱さが関わっていることが多くあります。
なので「なるほど、確かに…」と思いました。
(私・こころの場合は)コントロールを手放す
私の場合、G嫌いの他にも「雷嫌い」「急な音にびびる」というのも持ち合わせており、
それらを全て総括すると【自然に対する畏怖】なのだということがわかりました。
.
コントロールできない自然。
当たり前ですよね。
それらに対しても私はコントロールしようとしていたのか…と分かると、なんだか自分が馬鹿らしくなってきました。
.
Gなんて、ただのちっぽけな虫じゃないか。
なんだか心からそう思えてきてしまいました
Gも、雷も、急な何かの音だって、コントロールできないし、しようともしなくていいんだ。
自然とはそういうもの。そして、自分は自然の中で生かされている。
そう思うと、自分はGが嫌いだの雷が嫌いだの、何を言ってんだ……と思えてきたのでした。
.
G嫌いの原因が分かり、感性が変わり、Gへの見方も変わった。
信じられないかもしれませんが、ただそれだけで、私のG嫌いはすっかり治ってしまったのです。
後日談
実はG嫌いを克服したのは旅の途中だったのですが、
旅から帰ってきたあと、なぜかYouTubeのおすすめにG動画が出てきていました。
(確か、「ブラック○ャップとコン○ット、どっちが効くか検証実験!」みたいな動画だったと思います。)
.
検証実験動画なので、もちろんG様たち、デカデカと画面に映ってらっしゃいますし、薬剤が効いて裏向きになってご臨終されるシーンも映っていました。
G嫌いにとっては、阿鼻叫喚必須の動画に間違いありません。
.
が…
.
「あれ?何故か見れる。😳
なんかしかも前から見たら顔があるんや(当たり前)。
待って、Gって意外と普通の虫じゃない???」
.
と、心から思えてしまったのです。
以前はブラック○ャップ売り場がGイラストが多すぎて直視できなかった私が、それ以来普通にガン見することが出来ています。
心が変わるだけで、こうも変わる?!とびっくりでした。
.
もしリアルで出会ったとしても、おそらく普通に驚くとは思いますが、前ほどもびっくりしないのかも?と思っています。
とは言え、部屋の中に万が一出た場合、繁殖されたら困りますし不潔なので、倒しちゃいますけどね^^;
不必要な恐怖感に苛まれなくなったという点においては、G嫌いを外すことが出来て本当に良かったと思います!✨
.
以前よりも自然が好きになれた、31歳の夏でした。
コメント