赤の他人や友人知人、職場の人には余裕を持った心で接することができるのに
家族やきょうだい・身内・パートナーになった途端、余裕の心はどこへやら…
ちょっとしたことですぐにイライラしたり、キツい言葉遣いになったりしませんか?
これは、その相手が自分にとって気を許している存在だからこそ、そういう自分の素(弱い一面も)が出やすいんですよね。
もちろん、家族など気心の知れた人が相手であっても、何が起こっても常に光の心(強い心)でい続けられることが一番です。
しかし、つい嫌な態度をとってしまった時…
その時は、まず嫌な態度を取ったことを素直に謝り、なぜ自分の心にそのような感情が湧いてきたのか?考察してみることです。
身内と接している時の自分の心というのは、素すぎて、思わぬ発見がたくさんです。(笑)
身近な人へイライラしてしまった時は
イライラする時、大抵の場合あなたはそれをやってない
私、先日心から気づきました(今までは頭では分かってましたが、実際体験してようやく分かりました)。
いちゃもんつけたくなる時というのは、高確率で自分がそれをやっていない時なんです。
- 妻が夕食を作るのが遅くてイライラ→自分は普段仕事ばかりで全く家事をしない。
- 彼氏が地図の読み方を間違え、たくさん歩かされてイライラする→その時自分は地図を一切見ていなかった。
身内に対してじゃなくても、
- 行列のできている飲食店で待たされすぎてイライラする→自分は飲食店で一度も働いたことがない。
- 課長に対してイライラ→その人は課長になったことがない。
こういうケースもあります。
相手を批判するのって、本当にとても簡単なんですよね。
イライラする気持ちのどこかに
- 相手を軽く見ている心
- 自分ならもっとちゃんとできると言う気持ち
- 相手が完璧にやってくれるものという幻想・理想の押し付け
- 自分はもてなされて当然だろうという心
などは隠れていませんか?
そういう気持ちになっている時、人は大抵自分のことしか考えていませんし
相手に対しての「率先して行動してくれてありがとう」という感謝の気持ちは微塵も思っていない状態です。
イライラするくらいなら自分がやろう
これは、根本解決になるかというと微妙なところではありますが
「イライラするなぁ」と思ったのなら、まずは自分がやればいいのでは?と思います。
先ほどの例で言えば
- 妻が夕食を作るのが遅くてイライラ→ならば自分がやってみる。
- 彼氏が地図の読み方を間違え、たくさん歩かされてイライラする→ならば自分が地図係をやる。
- 行列のできている飲食店で待たされすぎてイライラする→飲食店で働いてみる。
- 課長に対してイライラ→課長になってみる
こんな感じです。
実際にやってみて初めて
「これってこんなに大変なことだったのか」
「自分、思ってたより全然出来ないわ…」
など、痛感するものです。
イライラするのは相手のせいではない
「あの人がこういう行動を取ったから、私はイライラしているんだ!」と思う方もいるかもしれませんが、
それは自分がイライラを選択してしまった言い訳に過ぎません。
先ほども書きましたが
- 相手を軽く見ている心
- 自分ならもっとちゃんとできると言う気持ち
- 相手が完璧にやってくれるものという幻想・理想
- 自分はもてなされて当然だろうという心
など、イライラの原因は必ず自分の心にあります。
その原因は何なのか?しっかりと向き合うことができれば、自分の心をもっと良くできるきっかけになります。
大人になると、学生の頃のように心のことを教えてくれる人はなかなかいなくなります。
自分で自分の心を省みて心から反省し、良くしていくことでしか、心を強くしていくことはできないと思います。
私自身も心のカウンセラーをやってはいますが、人間ですので、ふとした時に甘えや嫌な面が出ることだってあり…
常に自分の行動・言動に対して自省の日々です。^^;
ですが、自分を責めて落ち込むというわけではなく
自分の今の状態を知り改善すれば、あとはもっと良くなっていくだけなので
反省は私にとって大きな気づきであり、学びです。
心の闇(心の弱さ)がおさまれば、あとは光(強さ)の部分を広げていくだけです。
常に自分を支えてくれる身近な存在…家族、パートナー、仲間たちへの
感謝の気持ちを忘れずありたいなと思います☺️
コメント