私が通っているスイミングスクールの初心者コースには、80代のおばあちゃんがいます。
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そのおばあちゃんは1年前から通い出したみたいなんですが、1年かけてクロールを習得されています。
かたや、私やもう1人アラサーの方がいるのですが、アラサー世代は開始から2ヶ月でクロール、背泳ぎ、平泳ぎまで進んでる。
私は自分がどんどん泳げるようになっていく中でも、クロールの練習だけをしているそのおばあちゃんの姿に、いつも釘付けになっています。
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おばあちゃんは私たちに「若いと習得が早くてすごいねぇ、いいなぁ☺️」とニコニコしながら言います。(←嫌味では全くなく、おばあちゃんの純粋な気持ちからの発言です)
でもおばあちゃんは、決して私たちに嫉妬したり、泳ぎのマスターに時間のかかっている自分を卑下したりせず、目の前の練習をただひたむきに一生懸命されている。
どれだけ時間がかかっても、コンスタントに教室に通って、同じ練習を毎回繰り返している。
そして、ほんの少しずつだけど、上手になってきているおばあちゃん。
25メートル泳ぎ切れたら、思わず笑みが溢れるおばあちゃん。
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彼女がクロールを泳ぐ姿は、希望だ、と思えるのです。
自分の可能性を諦めないその姿は、本当にキラキラと輝いていて。
自分の現在地にくよくよしたりせず、謙虚に一歩ずつやれることを精一杯やっている姿は、すごくかっこいいなと思います。
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今日もスイミングへ行ってきたのですが、そのおばあちゃんがなんと、背泳ぎの練習を始めていました!✨
彼女を見ていて思ったことは、
勇気というのは、すごいことをやるから人に与えられるというものでもないんだな、ということ。
己の現状をありのまま受け入れ、向き合い、前を向いて一歩ずつ進んでいる姿そのものに、勇気をもらうんだ。
そしてその勇敢さを出せるのに、年齢とか、境遇とか、能力とか…そういったものは特に関係ないのかも。
何をしているかや何が出来るのか、ではなく、どんな姿勢で取り組んでいるのか。そこが大切なんだと思います。
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今がどんな現状でも、どんなレベルだろうと、心の強さを磨き上げることはできる。
そこに、他の誰かや理想の自分との比較なんて、一切不要なんですよね。
私も今、この瞬間も、自分の光をもっと大きくすることにだけ集中しようと思います。✨
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