私がやりたいことの1つに、野草を食べてみるというものがありました。
自分の手で収穫したものを食べたいなというのがありまして✨
今ハツカダイコンとレタスも育てているのですが、収穫までかなり時間を要します。
野草なら既に生えているものですし、手軽に自然本来の味を味わえることに魅力を感じました。
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幼い頃はキャンプで野草をよく食べていたのですが、覚えている種類はオオバコくらい。
調べてみると食べられる野草はかなりたくさんあるそうで、合宿でやる前に自分でやってみたいなぁと思っていまして。
ぼんやりと、どこか山へ行った時にでも見てみようかなぁ…なんて考えていました。
初心者が野草取りを成功させるにはどうしたらいい?
まずは身近な場所・身近な野草から触れてみよう
初心者には「目の前の野草を同定できるかどうか」が何よりも大事
野草を取るにあたり、当たり前ですが毒草も混じって生えているため
誤食しないようちゃんと見分ける目的で野草関連の本を買いました。
それを買ったのがアウトドアショップだったからか、お会計の時に店員さんに話しかけられました。

お客様、本棚の前で結構悩まれてましたよね(笑)
(本のタイトルを見て)野草取りに行かれるんですか?

はい(笑)今度、山にでも行ってみようかな〜って思ってて!

あ、、初めて野草取りに行かれるなら、山じゃなくて河川敷の方がいいですよ。

え?そうなんですか?

はい。
山だと生えてる植物の数もめちゃくちゃ多くなりますし、それだけ植物の数が多いってことは、知らない種類の方が多くなるわけで…
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そうなると、知ってる植物に出会える確率も下がってしまうんです。
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慣れないうちは同定にもすごく苦労されるかと思うので、わかりやすい身近な植物がたくさん生えている河川敷の方がオススメですね。

なるほど…!確かにですね!
そしたらお兄さんのオススメ通り、河川敷へ行ってみることにします!
ということがあり、風も穏やかでポカポカ陽気の本日、自転車で河川敷へ行ってみることにしたのです。
私は大阪に住んでいるので、河川敷が一番身近に自然がある場所でしたが、田舎部に住まれている方は近所の土手や畑の端っこなんかでもいいのかなと思います。
意外な場所にもしぶとく生えている野草
家を出て自転車を漕ぎ出した時、目を疑いました。
家の真横の植え込みに、めちゃくちゃタンポポやらノゲシ(今日のターゲット野草)が生えているではありませんか…
前々から「なんか雑草が生えてるな〜」という認識は薄くありましたが、まさか今から取りに行こうとしている植物が家の真横にあるなんて、ちょっと拍子抜けです(笑)
ただ、うちの真横は車の交通量が多い道路なので、綺麗さ的にちょっとなぁ……やっぱ河川敷の野草の方がいいかな。。と思い、気を取り直して自転車を漕ぎ出しました。
冬の河川敷でも諦めないで探してみよう
しかしいざ到着してみると、私の思っていた河川敷とは違う光景が広がっていました。

全部枯れとる(゚ω゚)
、、、そういえば、今、2月に入ったばかりでした。
いくら関東で春一番が吹いたからといって、実際の気候は冬。
春だと思っているのは暦と、私の心(既に3月入ったくらいの時間感覚)だけだったのです。。。

やばい、来るタイミング完全に間違えたかもしれない…
今日の野草の収穫も0かもしれない…
と思っていると、枯れ草と枯れ草の間に小さく生えている野草があることに気づきました。

これはもしや、一見枯れ野原に見えてもよく目を凝らして探せばあるんじゃないか?と思い慎重に探していると
よく見ると枯れていない野草もたくさん生えていたのです。
そして同時に思ったことは、河川敷に生えている野草でも同定できない種類のものがわんさかあるんだなということ。
そりゃあ初心者が山なんて行けば「わ、わからない…」ってなりますよね(汗)
アウトドアショップのお兄さんのアドバイスに救われました。
同定できない野草は食べない
そうそう、確信を持って「これだ」と同定できない野草は、食さない方がいいと私は思います。
プロの方でも毒草かそうでないものか悩まれるような野草もたくさんあるようです。
誤食すると嘔吐や痙攣を惹き起こしたり、時に死に至る野草だってその辺に普通に生えていたりするのです。
健康な体あっての野草取りですしね^^
一歩間違えれば毒☠️みたいな難しい野草に挑みにいくよりも、「可愛い!」「美味しい!」「楽しい!」で終わることができるのなら、それが一番かなと思います。
見分けの難しい野草は、まず初心者向け野草が同定・瞬時に見分けられるようになってからですね^^
こころが今回同定できた野草たち
河川敷の野草の中で、まず発見(同定に成功)したのはこちら。

このように見慣れた植物であっても、案外どんな姿で生えているのかとか、どこがどんな形や色かとか、詳細なことは思い出せないものだったりします。
まずは見慣れた野草から観察・同定していくことで、少しずつ目を慣らし、野草の判断力を養っていくことが秘訣なのかな?と思いました。
実際にこのアカツメクサを発見してから、フィールドに生えているアカツメクサは(花なしの葉っぱだけの状態のものも)すぐに見分けられるようになりました。
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次に出会ったのは、この子たち。

オオイヌノフグリ!
小さくて可愛くて、幼い頃からとても好きな野草でした^^
2月なのにもう開花しているのかと、驚きでした。
オオイヌノフグリも実は食べられるらしく、花の部分はエディブルフラワー(食べられるお花)だそうです✨

タンポポも発見!!
実はこの河川敷ではなかなかタンポポを見つけることができず、この写真のタンポポは1時間くらいかかってようやく発見できたものでした。
お日様に向かって綺麗に咲いていて、とてもほっこりです☺️
今回は葉っぱを食べるため、こちらのタンポポから数枚頂きました。
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他にも、カラスノエンドウや

ヒメオドリコソウなども発見。

必死に採取していて写真を撮るのを忘れましたが、ヨモギが徐々に生えてきていて、こちらも結構採取しました。

自分の五感と観察を通して野草を知ろう
野草を観察していて、同じ河川敷でも場所によって生えている植物の種類が全然違ったり、そもそも野草がたくさん生えている場所とそうでない場所があるということにも気づきました。
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例えば、川の方と土手の方。
アスファルトに近いのか、草原のど真ん中なのか。
風が吹きさらしの場所か、風除けがある場所なのか。
日向か、日陰か。
湿り気のある場所か、乾いた場所か。
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これは文章に起こすと「いやいや当たり前のことでしょ」って思われるかもしれませんが、実際にフィールドでいざ探すとなるとなかなか気がつかないものです。
そして野草が瞬時に見分けられるようになったり、たくさん発見があると、野草探しがどんどん楽しくなってきます✨
(明日に続く😃)
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