庭づくりで一番大切なのはガーデナーの心

こころのブログ

今日は地域でオープンガーデン(=個人邸のお庭をその日だけ自由に見てもらえるように一般に解放する日のこと)が開催される日で、

オープンガーデン好きの母と一緒に行ってきました。

朝から見て回り、6箇所のお宅の庭を見学させてもらいました。

どのお庭も長年かけて試行錯誤しながらここまで作られたことが伝わってきて、純粋にすごいなぁと思いました✨

オープンガーデンではお庭のオーナーさんと話したりもでき、今回は6箇所中5箇所のオーナーさんとお話してきたのですが(残り1箇所のオーナーさんは他のお客さんとお話されていたので話せず)

やはり庭をやっておられる方は皆さん優しい方が多く、どのお庭のオーナーさんも親切にしてくださいました🌸

オープンガーデンは17時に終了し、母と車で帰る道中「どのガーデンが一番好きだったか?」について話をしました。

すると私と母の見解は一致していて、「「一番最後に行ったガーデンが一番良かった!」」でした。

私たちが一番最後に行ったガーデンのお庭はそんなに広くなく、珍しいお花が所狭しと植えられているわけでもなく、特に目立ったおしゃれな構造物もありませんでした。

ただ、そのお庭の他と違うところは、オーナーさんの雰囲気がダントツに良かったんです✨

その方は元々大都会の出身らしいのですが、キャンプなどのアウトドアを通してだんだんと自然が好きになり、ご結婚後この土地への移住を決められたという経緯のある方でした。

家は古い日本家屋でしたが、中をリノベーションしてお住まいになられているそうです。

移住して畑や田んぼをやりたかったそうで、庭を出てすぐ隣に畑を作っておられ、少し離れた場所に田んぼもいくつか所有されているとのことでした。

この家に決めた理由としてはいろいろあったようですが、「何よりこの景色がすごく良かったんです☺️」と言ってオーナーさんが指さされた方を振り向くと

目の前に広がる畑、田んぼ、その向こうにはなんと現役の茅葺き屋根のお家があり、畑から茅葺き屋根のお家の背後にはこんもりとしたお山がありました⛰️

そして、澄み切った青空。。。

その風景が素晴らしく良くて、オーナーさんがここに移住を決められた時の気持ちがすごく分かる気がしました。

そして何よりも、移住の話や植物の話をされる時のオーナーさんの波動が心地良く、話を聞いているこちらもとても安らげたんです☺️

オーナーさんは植物の専門的な話は全くされていないし、至れり尽くせりのサービスを提供されたわけでもないし、そんなに広くないのですぐに見終わってしまうお庭なのですが、何せ庭の雰囲気が心地良いのでついゆっくりしていきたくなってしまうんですよね🌼

逆に言えば、良い雰囲気・良い波動、ただそれだけで十分だったとも言えます。

そして庭の雰囲気が良いのは、それを作っているオーナーさんの心の状態が良いからで…

私たちのあとから来られたお客さんが1名おられたのですが、その方もオープンガーデンの終了時間までかなりゆっくり滞在されていました。

今回庭ごと(=オーナーさんごと)の波動の違いを体感することができて、とても良かったと思います。

私はこの家に引っ越して来た当初、「早く人に見せられるような映え庭を作らなければ…」と焦りから行動してしまい、今思えば良い雰囲気とは真逆のものを作ろうとしていました。

しかしそれを仲間たちの言葉によって気付かせてもらい、今年に入って自分の中でも腑に落とせてからは、とにかく心地良さを一番に考えた庭づくりをしてきました。

ただ自分の庭なのでどこか主観が入るというか、何となく前より良くなっているのかな〜という体感はあるものの、はっきりと感じ取るのはどうしても難しくて。。。

それが今回、他人の庭なので客観的に波動の違いを感じることができ、より明確に判別することができました。

心地良い雰囲気でついゆっくりしたくなる庭のオーナーさんはどんな雰囲気(心)なのか。

逆に、どれだけ手が込んでいておしゃれですごいと思っても、お庭を一周したらもういいかな〜となる庭のオーナーさんはどんな雰囲気(心)なのか。

私はあの時、仲間たちに大切なことに気づかせてもらえて本当に良かったです。

そんな仲間と出会えたことは私にとっての宝で、いつも支えてもらっていて、本当に感謝です。

今日のオープンガーデンから帰ってきて、やわらかい夕陽が差し込む中、そんなことにも思いを馳せながら自宅の庭で少しばかり作業をしました。

完成まで時間がかかってもいいから、自分の心で素敵だなと感じることを大切に、心地良い雰囲気の庭を作るという芯をブラさずにいきたいと思いました🌿

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