前々から花を飾ることは好きだったのですが、今年は庭で育った植物が潤沢にあったため、引っ越し前よりも頻繁に花を飾るようになりました。
ついこの間までは、庭で育った薄紫色のトルコキキョウとパープルファウンテングラスの穂、白の千日紅を合わせて飾っていました。
玄関や食卓に花があると、なんだか心が和む気がします。
忙しかったりして心が荒んでくるとお世話ができず萎びてしまうので、切り花は自分の状態のバロメーターにもなるのかな、と思ったりもします。
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とはいえ、そろそろ季節も晩秋に差し掛かり、以前より切り花に使える植物が減ってきていて。。。
そんな時庭を歩いていたら、にょきっと生えているヒメジョオンがありました。
このヒメジョオン、すらっと背が高かったので、切り花素材にしよう!と思い立ち
ハサミでチョキンと切り、その近くで育てていた千日小坊(下の写真のピンク色の小さい花)も一緒に切り戻し、あとはパープルファウンテングラスの葉っぱも。
それらを持って急いで家に入り、花瓶に差し、水を入れました。
ヒメジョオンは道端でもよく見かける雑草ですが、どこからか種が飛んできたのか、うちの庭にもあちこち生えています。
少し調べてみると、ヒメジョオンや似た植物であるハルジオンは、北アメリカ原産の外来種なのだそうです。
しかも、侵略的外来種ワースト100に指定されているようです。
(私が子供の頃から当たり前にあるから、てっきり在来種なのかと思っていました😶💭漢字表記まであるのに、、意外です。)
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いずれも初めは観賞用として輸入したものなんだとか。
なるほど確かに、よく見ると可愛いというか、いくら雑草とはいえキク科植物が可愛くないわけがない…!
花屋さんで買ってきた綺麗で豪華なお花も素敵だし好きですが、私は野趣味を感じられる草花もとても好きです。
飾らない感じが良いな、と思います。
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ちなみにうちの千日小坊は、なんと今年の大寒波(確か-10度くらいまでいったはず…)を乗り越え春に芽吹き、
なんも考えてないこころさんに一日中直射日光が当たる南側の最も乾燥する軒下に植えられたにも関わらず、今年の猛暑(最高38度…)さえも乗り切った猛者です。
夏を過ぎてもなかなか花がつかず、ずっと葉っぱのまま背が伸びるばかりで
あれ?これもしかして間違えて雑草育ててしまったんやろか…?と思いかけた矢先の10月頃、やっとお花を咲かせてくれました^^
元々お店で売られていた時はもっと大きな花をつけていましたが、今年は宿根草と一緒の管理で育てていたため、肥料を一切やっておらず、花つきは小ぶり。
だけどそれが逆に、控えめに咲いているヒメジョオンとマッチしていてとても可愛らしいです。
そういえば小さい頃、よく雑草を摘んで花束にしたり、お墓参りの時に飾っていたことを思い出しました。
幼い頃から花が好きだったんですよね🌸
雑草の花を見ていると、子供の頃に持っていた純粋で自由な感覚をふと思い出したりするのですが
私に限らず幼少期に持っていた感覚や要素というものは、案外と自分にとって大切なものがあったりするんじゃないかなぁ、なんて思ったりします。
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