Right plant, right place(適切な場所に、適切な植物を)

こころのブログ

タイトルは、英国ガーデナーの間では当たり前のことわざ。

この言葉を知る前から、私も自宅のベランダガーデニングにおいては「適材適所」を意識した庭づくりをしてきました。

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夏場いちばん暑くなるエアコン室外機の上には、暑さに強い夏野菜を。

ベランダの壁により半日陰になる場所には、日陰を好む青紫蘇やネギを。

端っこの雨がジャンジャン当たる&壁の日陰でなかなか乾かない場所には、湿気を好む紫陽花やインパチェンス、アジアンタム(シダ類)を置いてみたり。

乾燥を好むカリブラコアや多肉植物‘グリーンネックレス‘なんかは、ハンギングで吊るして乾きやすいよう配置しています。

3ヶ月ほど前のベランダ、例の雨のジャンジャン当たる場所。画像の左ほど日当たりがよく、右ほど日当たりが悪いです。庭は日々変化するため、今はこの画像とはまるっきり違う庭になっています。

ベランダという狭い空間であっても、少し位置を変えるだけでまるっきり環境が変わるという奥深さ。

このような視点で見ると、狭いはずのベランダが実はとても広く、楽しい遊び場なのだと気付くことができます。

ベランダでのガーデニングは、一見枠にとらわれて自由がきかないように思われるかもしれませんが、逆に言えばひらめきや創意工夫が生き、やり方次第でいくらでも素敵な庭を作ることができるのです。

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ガーデニングをやっていると、つい欲が出ることがあります。

Aさん
Aさん

北海道に住んでいるけど、沖縄のようなトロピカルな庭を作りたい。

Bさん
Bさん

日当たりも水はけも抜群に悪い庭だけど、絶対にここにラベンダーを植えたい。

などなど……。

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しかし、植物自身が好む環境とはまるで違う場所で無理矢理に育てようとすると、やはり枯れてしまったり葉っぱが黄化したり、根腐れを起こしてしまったりします。

逆に、環境が植物の好みと一致した場合、わさわさと葉っぱが生い茂ったり花付きが良くなったりして、見るからに植物自身が元気になっているのがわかります。

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うまく植物を育てたいと思ったときに、自分の理想や欲を植物に押し付けるのではなく

植物自身が最も生き生きと輝ける場所はどこなのか、選定時点から植物の立場・目線で選ぶということが必要になってくるのかなと思います。
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現在のベランダ。植物の好む環境を意識しつつ、目で見て涼しさを感じる配色にしています。

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人間もある意味植物と同じように、適材適所というものがあると思います。

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その場にいるだけでどんどんエネルギーが吸い取られていくような環境もあれば、そこへ行けば自分の内側からエネルギーが湧き出てくるほど元気をもらえる場所もある。
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場所といっても、目に見える場所だけが場所ではなく…

例えば、今働いている環境や家庭環境はもちろん「場所」だし、人間関係(ご近所付き合い、友達付き合い等)も居「場所」なわけで。

身の回りにはいろんな場所、環境があることと思います。

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今、あなたが身を置いている環境は、あなたにとって適切な環境ですか?

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「置かれた場所で咲きなさい」という言葉もあるけれど、私は「Right plants,right place」の方が好き。

だって人間は、植物と違って自ら行動することができるし、自分の足でもっと良い場所へ行くことだってできる。

どんな環境でも強く生きようとする姿勢が大切な時も、もちろんあると思います。

でも、思った以上に環境は私たちの心身へ影響を及ぼしているのです。

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心が闇全開の人たちに囲まれて生きていると、自分の心もどうしても闇に染まりやすくなる。

疲れやすい環境に身を置いてしまっては、つい心の余裕がなくなって、これまた闇に傾きやすくなる。

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逆に、自分自身が無理をせず生き生きのびのびと暮らせる環境だと、自然と心は緩み穏やかになり、笑顔が溢れるんですよね。

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自分にとって適切な場所へ運んであげられる存在は、やっぱり他でもない自分しかいない

そんなことを、場所移動させた途端めちゃくちゃ蕾がつきだし、もうすぐ花盛りになりそうなハイビスカスを見て感じました^^

植物を適切な場所へ運んであげられるのもまた、自分しかいませんね✨

今朝、無事に開花しました*

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