希望を見られるようになると人生は180度変わる

こころのブログ

小笠原記事の続きです。

これも私が小笠原の旅で印象に残ったことです。

それは、ドルフィンスイムのためのシュノーケリングレッスンを受講している時のことでした。

シュノーケルレッスンでの出来事

野生のイルカと泳ぐドルフィンスイムを体験するためには、シュノーケリング技術を最低限身につけておく必要があります。

私は生まれてこのかたシュノーケリングをちゃんとやったことがなかったため、小笠原に着いたその日にシュノーケリングレッスンを予約しており、受講しました。

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そのレッスンには、私と同じようにシュノーケリングが初めてとか2回目だという方々が集まっていました。

私を含めてざっと8人くらいだったでしょうか?
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そこにインストラクターさんが2名ついてレッスンは始まりました。

「出来ない」「無理」という思い込みは本当に何も出来なくさせてしまう

最初は海の中でも浅い足のつくところで、シュノーケリングの基礎の練習です。

私はありがたいことにスイミングスクールで「先生からこうしましょうと言われたことをその通りに体を動かす」ということを半年以上やってきたため、

シュノーケリングは初めてでしたが指示の通りに体を動かすことができました。

インストラクターさんからも「え?こころさん本当に初めてなんですか??」と言って頂き、スイミングスクールの練習の成果を思わぬところで感じました(笑)

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レッスンは進んでいき、「シュノーケルに海水が入ってしまった時の水の出し方」をみんなで練習していた時のことです。

1人ご年配の方がおられたのですが、その方が

「私は無理。もう出来ないわ。しんどいから、いいわ。もうやめます。」と言い出されました。
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その方は娘さんと来られていて、レッスンの始まる前からいろいろと先生に質問などされていた方でした。

それまでのレッスンも普通にこなされていたように見えたのですが、おそらく海水を出すのが1回目うまく出来ず、少し海水を飲んでしまわれたのかな?という感じでした。

心が強烈な思い込みモードになると、何も見えなくなる

インストラクターさんも「2回目はうまく出来てましたから、〇〇さん絶対大丈夫ですよ!」とおっしゃっていて

娘さんも「お母さん、せっかくここまで来たんだからやろうよ!次は絶対出来るよ!」と励まされていたのですが

その方は「いい。もう、しんどいから。私は出来ない、いいわ。。いい。もういい。」の一点張りでした。

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そのあと、海の足のつかない場所でシュノーケルのみで泳ぐという練習をしたのですが、その方は娘さんの盛大な励ましもあり、ライフジャケット着用でなんとか練習を継続されていました。
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正直、ライフジャケット+シュノーケルでもイルカと泳ぐには十分ですし、これならどんな海でも絶対に沈むことはありません。

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しかし次の日以降、その親子をドルフィンスイムツアーで見かけることはありませんでした。

なんでも予定を変更され、森の1日歩きツアーにされたそうです。。

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私は過去に自分自身「泳げない」という強烈な思い込みがあったので、そのご年配の方のお気持ちが少しわかりました。

と同時に、その強烈な思い込みを客観的に目の当たりにして

こころ
こころ

他の人からどれだけ希望が見えていても、本人の強烈な思い込みはそれすら見えなくするんだな…

あれだけの周りからの励ましや激励の言葉が、あの人の心には一切届いていなかった…
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しかも、出来ていたことも結構あったはずなのに「無理だ」って言っておられたな…

自分自身の出来ている部分も冷静に見れていなかったということか。。。

こころ
こころ

やはり出来なくさせているのは他でもない、自分の心なんだな

ということを思いました。

希望に賭けてみる体験の積み重ねで「光の思い込み」をつくれるようになる

私は「泳げない」という強烈な思い込みを、スイミングスクールに通うという形でなんとか払拭できないものかと、自分自身の心の実験だと思ってこれまでやってきました。

ちなみに、スイミングを通うことに決めた時の心境を綴ったブログ記事が以下になります。

ん?これ書いてるの誰だっけ?🤔(過去のあんただよ)

この当時の私は、半年後1時間にトータル500mほど泳げるようになるとは思っていないでしょうね。

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それも1つの成果ではありますが、

スイミングスクールで得た本当の宝は「希望を見られるようになる、光の思い込みをつくる」ということでした。

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最初は正直、「自分なんかに本当にできるのか?」とか

「いつまでこんな初歩の練習が続くんだろう…」
「てか、こんな初歩のことも出来ない自分なんなん…?(呆)」

という思いがわんさか湧いてきていました。(出来ないくせに、プライドだけは一丁前なんですよね^^;)
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よく先生に弱音を吐いていたことも覚えています。

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でも、そんなことを思ったところで上達はしませんし、泳げるようにもなりません。

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泳げるようになるためにはどうしたらいいか…考えた時に、

  • 泳ぎと指導のプロである先生が言う事(褒めてくれたこと、出来ていないところ、こうやったら出来るよなどの言葉)は全て信じてその通りやる(自分が先生だったら初心者の人に嘘やおべっかは絶対言わないだろうから、この先生もきっと同じ気持ちだろうと信じた)
  • 自分の可能性を信じる(そもそも人間なんだから自分も浮けるはず!、次はもしかしたらちゃんと泳げるかも?等)
  • 頭であーだこーだ考える前にとにかくやってみる
  • 失敗したら「出来なかった〜!😆」と笑う(これ大切)

この4つを徹底してやっていた覚えがあります。

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それを積み重ねていった時に「失敗は別に恥ずかしくない」「なんかちょっとずつ出来てきたぞ?」ということをだんだんと心身共に実感していって

いつしか、今までやったことのないようなことでも「きっと大丈夫、今はできなくても、絶対に出来る💡」と思えるようになる。

それが強烈な思い込み(闇の思い込み、トラウマ)とは真逆の、光の思い込み(希望)

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これを体感できれば、他のトラウマや出来ないことがあっても芋づる式に「大丈夫!」と思えるようになるから、不思議です*

希望を見るか絶望を見るかで未来は大きく変わる

私は、このご年配の方を批判するつもりは全くありませんし、森歩きツアーに変更されたことが悪いことだとも全く思いません。

何か私の想像の及ばない事情があられたのかもしれませんし。

ただ、もし特に事情もなくて「泳げるかも」「やってみようかな」と希望を見つめられていたなら、もしかしたらイルカと泳げる未来も選択肢として存在したのではないかなと。

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自分の自由度が狭まったり未来の選択肢が少なくなるのであれば、トラウマや強烈な思い込みをあえて持っておく必要ってあるのだろうか?と思いました。

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トラウマも強烈な思い込みも、過去の自分が心の中で形成したもの。

作ったのが自分なら、壊すことも自分にしか出来ないのかもしれません。

そして、その勇気を持って一歩を踏み出すことも、自分にしか出来ない。

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人生はいつだって、自分次第。

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あのご年配の方もいつの日か、強い思い込みが外れる日が来るといいなと思った小笠原2日目でした。

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