家に生えていた謎バラの正体

こころのブログ

うちの家には、引っ越してきた時から

これもしかしてバラとちゃうか??疑惑の木が3箇所に植わっていました。

ただ、私たちに家を引き渡す前に業者さんが一斉に草刈りをした時に、そのバラらしき低木も根本から刈り取ってしまったようで

その子たちは1年目はとにかくシュート(枝)を伸ばし、株を回復させることに専念していたようでした。

だからなのか、その年は花は咲かず…

2年目の今年は枝ぶりも充実してきて、咲いてくれるかなと心待ちにしていました♪

すると…

なんと、3本全てのバラが蕾をつけてくれました!✨

そしてこちらもぎふワールドローズガーデンから帰ってきたタイミングで、ちらほらと咲き始めました!

蕾のつき方から、ポリアンサ系の品種?などと考えたりしていたのですが…

その遥か昔の祖である、まさかのノイバラ(ロサ・ムルティフローラ)でした🌹

ノイバラは昔から日本に自生している野生のバラで、そういった元から自然にあった種類のことを「原種」と言います。

現代の華やかな園芸品種のバラも、バラであるからにはどれだけ薄くとも必ず原種バラの血が入っています。

ノイバラも例に漏れず、今ある園芸品種の多くにその血が受け継がれているのです。

フェンスに這わせたノイバラ。生育旺盛でびゅんびゅんシュート(枝)を伸ばしています。
お花が満開になってきました!か、可愛いっ😍✨お花を見やすくするためにシュートを切り戻してみました。ノイバラもバラだけに、ちゃんと仕立てれば園芸種に負けない美しさを引き立たせることができるんだなと思いました🌹

結論、これバラとちゃうか?の3本のバラは全てノイバラでした。

最初は「もしかして園芸種かな♪」「どんな華やかなバラが咲くんだろう✨」と思っていたので、

ほんのちょっとだけ「3本ともノイバラか…」という気持ちがあったことは否めません。

しかしよくよく調べていくと、ノイバラはローズヒップをつけるということが判明し

この調子で行くと秋には赤い実をつけてくれると思うので、そういう意味ではこれからの楽しみが1つできました☺️

あとですね、最近になって咲き揃ってきたのですが、素朴で可愛い!!

白の小花なので、どんな花とも相性が良いです✨

ブルーサルビアとノイバラ
銅葉のクローバーとノイバラ
咲き始めは真ん中が黄色なのですが、開花して少し経つと花粉が取れるからか、クリーム色と茶色に変化していきます。そっちの方が私は好きでした☺️

そういえば、最近各地に行ったり目の前の作業に忙しくしていて少し忘れかけていたのですが

私には「いずれバラの育種をしてみたい」という夢があります🌹

実はそのバラの育種をする際に、ノイバラが必要になる時が来るのです。

ノイバラは元々日本に自生しているバラのため、日本の気候に対して適性があります。

暑さ寒さはなんのその、湿度も大好き。

そのため、園芸種のバラの台木は日本の気候に耐えられるよう、ノイバラが使われていることがほとんどです。

そのことは知識として知ってはいて、「いずれノイバラが必要になった時、どうやって調達しようか…」とちょっと思ったりしていたんですね。

……既に庭にあるやん Σ(゚ω゚ノ)ノ 笑

しかも、かなり立派なノイバラ。

これは。。。

将来バラの育種をする流れが、既に出来ているということなのでしょうか…?

我が家で一番大きいノイバラ。そばに誘引できるものが何もないため、一応ランブラーローズなのに無理やりブッシュ仕立てにしています(笑)横に写っている畑のピーマンの苗と比べるとその大きさが分かって頂けるかと。
上の画像と同じノイバラの株。お花が満開になってきたので、伸びてきたシュートを切り戻してさっぱりしました✨お花も目立つようになり、株もコンパクトに。

ただ、もう少しバラについて詳しくなりたい気持ちがあるため、育種スタートはまだまだ先にするつもりです。

これは、お庭の5年計画にも書いていることです。

このノイバラたちは前の住人が残していったものなのか、はたまたどこかから種が飛んできて自然に生えたものなのか…よくわかりません。

ですが、モダンローズ(現代の華やかな園芸品種のバラ)の祖であるこのノイバラたちが、私を何か目には見えない流れに乗せてくれるような気がしました。

せっかく縁あってこの庭で出会えたノイバラ、大切にお世話していきたいと思います✨

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