啓蟄に出会った虫たち

こころのブログ

今年もこの時期がやってきましたね。

啓蟄けいちつ

日本には、二十四節気にじゅうしせっき 七十二侯しちじゅうにこう という古来の暦に基づいた季節の分け方があるのですが

二十四節気は、太陽の日長変化・地球に届く太陽の光量に関わる暦で、春夏秋冬を6つに分けることで、1年を二十四に等分し、それぞれの季節に相応しい名がつけられているそうです。

有名どころで言えば、春分・夏至・秋分・冬至などがあります。

対して七十二候は、さらにその二十四節気の各一気(約15日)を約5日ごとに初候、二候、三候と3等分し、1年を七十二に分けたものなんだそうです。

私は七十二候がより季節感があって好きなのですが、啓蟄はその七十二候の中の一気に当たります。

啓蟄は大体毎年3/6〜3/20頃と言われており、「虫が目覚め動き出す」という意味があるんです。

ガーデナーの間では、啓蟄はちょっとした有名ワード。

なぜかというと、虫が動きだすということは、植物の害虫も発生しやすいということで…

可愛い花がイモムシの食害まみれ、アブラムシまみれ、ハダニに攻められ…なんてことも啓蟄を過ぎればよくあることです。

そんなこともあり、啓蟄が来たら早速殺虫剤撒いとかなきゃね!というスタンスのガーデナーさんもよくお見かけします。

我が家の庭でも、冬の間見なかった虫たちをここ数日で一気に目にするようになりました。

逃げられてしまって写真には撮れませんでしたが、すごく小さいバッタみたいな子もいましたよ✨

昨日出会って嬉しかった子は、晩秋以来初めての再会!ニホンミツバチでした。

ニホンミツバチは日本在来のミツバチで、生態系になくてはならない存在です。

近くに巣があるのか?暖かい季節は必ず我が家の庭にやってきてくれます。

よく見ると、足に花粉団子をくっつけています🍯可愛い…!

実はこの菜の花、おひたしにして食べようと思って食用菜花の種を蒔き、発芽させたものなんです。

しかし冬の間寒すぎてあまり庭に出ずにいたら、その間に菜花が開花してしまい…

開花したらもう食べられないので、花の少ない時期だしいっそ観賞用にしようと開き直り、そのままにしておいたものでした(笑)

この菜花には冬の庭を彩ってもらい、おかげで庭がパッと明るく華やかになったのですが、さらにミツバチのご飯になっていたとは…嬉しい限りです☺️

そして、前のブログでもちらっと載せましたが、暖かくなってテントウムシたちがわんさか冬眠から目覚めてきました◎

↑ちなみに全員別人です

5分足らずでこれだけの数の虫たちを見かけると、あぁもう本格的に春が来たんだなぁと実感してきます。

少しスピリチュアルな話になりますが…

私は以前から瞑想を日課にしていて、地球と繋がることを意識して瞑想していたりもするんですが

その時に「地球に抱かれて生まれ、地球の恵みによって生かされ、最期は地球に抱かれながら死ぬ」ということを思いながら瞑想すると、なんだか地球と繋がるのもスッといけるような感じがするんですよね💡

おそらくですが、地球に抱かれ生かされているただの1人の人間(自然の中の一部)というところに立ち返り、豊かな自然環境や周りの人々に支えられ生かされていることに対して、純粋に感謝の気持ちが湧いてくるからなのかなぁと思ったりします。

現代社会で人間として役割をこなし生きているとつい、自分にはあれが足りないこれが足りないという思考になりがちですが、もう既に恵まれているし、満たされているんですよね。

そのことを再認識するだけで、心がほこっと温かくなります。

地球に生かされているのは私たち人間だけではなく、動物も植物も、虫たちも等しく同じ。

そう思うと庭に来る虫たちにも、なるべくのびのびと居てほしいなと思うのです。

そういう思いがあり、殺虫剤や農薬や除草剤は極力使わず、有機肥料やオーガニックな害虫忌避剤で庭の生態系をなるべく守りたいと思っています。

虫たちや鳥たち・動物たちにとっても、心地よく感じる庭になると良いなぁと思います。

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